住宅ローン控除とはなに?そしていつ申請するのでしょうか?
住宅ローン控除とはなに?そしていつ申請するのでしょうか?
住宅ローン 法令 資金計画 補助金(減税)など 家づくり情報 2023.12.07

住宅ローン控除とはなに?そしていつ申請するのでしょうか?

住宅ローン 法令 資金計画 補助金(減税)など 家づくり情報 2023.12.07

住宅ローン控除とはなに?そして住宅ローン控除はいつ申請すれば良いのでしょうか?

 

① 住宅ローン控除とはなに?

「住宅ローン控除」とは、マイホームを一定の条件のローンを組んで購入・建築したり、省エネやバリアフリーなど特定の改修工事をしたりすると、年末のローンの残高に応じて「税金が還ってくる」制度のことです。

 

② いつするの?

令和5年は、2月16日(木)から3月15日(水)が確定申告の期間でした。

ただし、還付申告は1月から行えました。

 

③ どこでするの?

スマホやパソコンを使ってインターネットで電子申告をします。郵送や、お住まいの地域を管轄する「税務署」でも手続きできます(国税庁のサイトに確定申告書作成コーナーがあります)。

【 手続きの方法以下のいずれかを選択)】
(1) 国税庁のサイト上で確定申告書を作成し、インターネット(e-tax)で申告
(2) 税務署に行き、税務署の確定申告書作成コーナーでe-taxを使用して確定申告書を作成・申告
(3) 国税庁のサイトから確定申告書を入手し、記載して税務署に郵送
(4) 国税庁のサイト上で確定申告書を作成し、印刷して税務署に郵送
(5) 税務署から確定申告書を入手し、記載して税務署に持参
(6) 税務署から確定申告書を入手し、記載して税務署に郵送

 

 

④ 必要な書類について

1)確定申告書 → 国税庁のサイトから入手します。税務署からも入手できます。

2)住宅借入金等特別控除額の計算明細書(特定増改築等) → 国税庁のサイトから入手します。税務署からも入手できます。

3)本人確認書類(aまたはb)の写し → 市町村役場等から入手します。
a マイナンバーカード
b マイナンバー通知カードまたはマイナンバーが記載されている住民票

運転免許証やパスポートなどの本人確認書類

4)建物・土地の登記事項証明書 → 法務局から入手します。

5)建物・土地の不動産売買契約書(請負契約書)の写し → お客さまが不動産会社と契約した書類です。

6)源泉徴収票 → 勤務先から入手します。

7)住宅ローンの残高を証明する「残高証明書」 → 住宅ローンを借入した金融機関から送付されてきます。

8)耐震基準適合証明書又は住宅性能評価書の写し → お客さまが契約した不動産会社から入手します。

(一定の耐震基準を満たす中古住宅の場合)

9)認定通知書の写し → お客さまが契約した不動産会社から入手します。

(認定長期優良住宅・認定低炭素住宅の場合)

 

 

⑤ 確定申告の書き方は?

詳しくは、国税庁ホームページ「令和4年分確定申告特集 住宅ローン控除を受ける方へ」をご確認ください。

国税庁ホームページ → https://www.nta.go.jp/

 

書き方の「 見本はこちらを参照 」してください。

1)計算明細書の書き方見本 → https://www.flat35.com/files/300330328.pdf

2)確定申告書(一表)の書き方見本 → https://www.flat35.com/files/300330329.pdf

3)確定申告書(二表)の書き方見本 → https://www.flat35.com/files/300330330.pdf

 

見ても良くわからないと思う場合は「 税務署へ必要書類を持って行けば、優しく教えてもらえる 」ので、事前に電話をして予約を取り、税務署へ行ってみてください。

 

 

⑥ 確定申告するとどうなるの?

税金が還ってきます!

確定申告の約1ヶ月後に、指定した金融機関の口座に振り込まれます。

 

 

⑦ 来年以降について、また確定申告するのでしょうか?

一度確定申告してしまえば、翌年からは年末調整の対象 になります(一度税務署に「住宅ローン控除」の対象になる方だと認められれば、後は簡易な年末調整でいいよ、ということなのでしょう)。
翌年以降は、確定申告後、10月下旬頃に税務署から送られてくる「年末調整のための住宅借入金等控除証明書」と、金融機関から送られてくる「残高証明書」を、年末調整の際に会社に提出します。
ちなみに金融機関からの「残高証明書」は、毎年送られてきますが、税務署からの「年末調整のための住宅借入金等控除証明書、今後の控除期間分がまとめて送られてきます。

毎年使用しますので、大切に保管しておきましょう!

 

 

⑧ 確定申告から2年目の年末調整までのイベントフロー

確定申告の準備から2年目の年末調整までに発生する、やらないといけないことや書類の到着時期等のフロー図です。参考にご活用ください( フラット35/引用 )。

 

 

⑨ 住宅ローン控除で注意することもあるのでしょうか!?

1)入居した年の 翌年に、住宅ローンの契約 すると、住宅ローン 控除の対象期間が1年短縮 されます。
住宅ローン控除が受けられるのは「入居の年から13年(または10年)」ですが、入居の年に住宅ローン契約をしていないと、その年は当然住宅ローン控除の対象にならないので、結果、1年短縮されることとなります。

入居や住宅ローン契約が 年末年始にかかりそうな方はご注意 ください。

 

2)住宅を夫婦の共有として「 住宅ローンも夫婦の連帯債務 で借り入れした場合 」で、住宅ローン契約当初は奥様も所得があったものの、その後に奥様が主婦になった等で所得がなくなる と、奥様は住宅ローン控除が適用されなく なります。
※ 所得が無くなったことで所得税を払わなくなる ので、その結果、住宅ローン控除も適用されません。

 

3)夫婦で住宅を所有する場合の共有持分ですが、どちらがいくら頭金を出したか、住宅ローンについてはどちらの所得からいくら返済していくか(連帯債務割合)といった 出資割合により税金面で影響 があります。

夫婦の持ち物なので単純に半々、としてしまうと「 贈与とみなされ贈与税がかかる場合があります 」ので、ご注意ください( フラット35/引用 )。

 

⑩ もっと詳しく知りたい!
大体どういうものかはわかったので「 もっと詳しく知りたい! 」という方につきましては、国税庁のホームページや税務署等にて、ご確認をお勧めいたします。
※ 税務署は毎年、確定申請書の作成会場を開設して「 対面で易しく教えて 」 くれています。

住宅の性能や間取り提案、分譲地の適正な価格や面積、建物配置など、資金計画および借入相談火災保険や補助金等々「 資金計画住宅、土地の取得についての疑問 」などがございましたら不動産の専門家へご質問ください。

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