防災士(1級建築&1級土木)有資格者の観点から不動産を選ぶ!地震・火事・水害対策について!!
防災士(1級建築&1級土木)の観点から不動産を選ぶ!地震・火事・水害対策について
近年、日本でも大規模な地震や台風といった自然災害が多数発生し、住宅購入や住み替えを考える際に防災面を重視する声が増えています。
防災の基本は、災害に強い不動産に住むことですが、災害に強い不動産を手に入れるためには様々な壁が立ちふさがります。実家からの距離や通わせたい学区、購入予算や購入時期による不動産の選択肢の数など、さまざまな条件によって頭を悩まされるのではないでしょうか?
最上の方法とするなら「 災害に強い不動産(立地) 」に住むことが良いと思います。
では、先祖代々住み続けている土地を手放し、条件が良い災害に強い不動産を高額代金を支払って購入すべきでしょうか?毎年のように災害が起きるような立地なら手放す検討も必要でしょうか、そうでない限り私はそのように思えません。
行政における防災の定義は、災害対策基本法第2条第2項に定められています
防災 とは災害を未然に防止し、災害が発生した場合における被害の拡大を防ぎ、及び災害の復旧を図ることをいう。
引用:災害対策基本法第2条第2項 → https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=336AC0000000223
未然の防止に加え、災害が発生した場合に被害を最小限に抑える「減災」と、災害によって被害を受けたものをもとの状態に戻す「復旧」が、防災の定義に含められています。
自分や家族だけで他の人に頼ることなく、いつでも出来ること「 被害を最小限に抑える減災 」とは?
減災とは、災害によって被る被害を最小限におさえるために、あらかじめ行う取り組みをいいます。
自然災害の発生を防ぐことは難しいため「 災害は起きるという前提のもと被害をいかに軽減させるか 」を目的としています。
特に、自然災害の発生率が高い日本において、減災の取り組みは欠かすことはできません。
防災との違いについて
「災害が起きること、被災することを前提としているか」という点が「 防災と減災の違い 」 です。
災害が起きる前提のもと、その 被害を最小限におさえることが減災の考え方 である一方、防災は未然に防ぐ、被害をゼロにすることを目的としています。
川が氾濫しないように防波堤をつくったりすることも防災の一例です。
災害被害の予測には 限界があり、被災を0にすることは難しい という考えの上に成り立つのが減災です。
地域の危険を知る
防災マップ(ハザードマップ)で自分の住んでいるエリアが「 災害時にはどのような被害にあう可能性があるか事前に確認 」しておき、実際に起こった時の行動を家族などで決めておけば「 本番(災害)が来ても慌てずに行動できる 」 のではないでしょうか。
防災マップには自然災害が発生したときの被害の様子や、避難や救護活動に必要な情報が掲載されていますので、防災マップの情報をもとに被災時の行動パターンを決めておけば減災は出来ます。
いざというときに焦ることなく身を守るためにも避難経路や避難場所を把握しておきましょう。
防災マップは市役所や、公民館で配布されているほか、各自治体のホームページでもみることができます。
防災マップを確認しながら、実際に避難経路を歩いておくと安心 です。
防災情報のルールを知る
警戒レベル4 で 危険な場所から全員避難! 5段階の「 警戒レベル 」 を確認しましょう。
警戒レベル5 は 「 すでに災害が発生・切迫している状態 」です!!
政府広報オンライン → https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201906/2.html
情報の入手先や入手方法を知る
1)キキクル(気象庁) → https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#lat:35.173808/lon:139.042969/zoom:4/colordepth:normal/elements:land
佐賀地方気象台 → https://www.jma-net.go.jp/saga/shosai/hukyu_keihatu/kikikuru/
※ キキクル(危険度分布)は「 大雨による災害から、あなたやご家族の大切な命を守るための情報 」 です。
地域に根差した防災意識の啓発や支援を目的として、キキクルの「 佐賀県版の広報アニメーションとリーフレットを制作 」 しました。災害発生の危険を察知し、安全なうちに避難するために、キキクルの情報をお役立てください。
※ 河川監視カメラとは「 台風や集中豪雨等の際に河川の水位や土砂の堆積状況を インターネットにより、リアルタイムで把握 することのできるカメラ 」 です。 それにより、迅速な避難指示や警戒情報の発信が可能になります。 従来の映像録画形式の監視カメラの場合、映像を確認するためには、担当者がカメラの設置されている場所へ録画データを取りに行く必要がありました。
3) ゆれくる(地震) → https://www.rcsc.co.jp/yurekuru
※ 緊急地震速報です。
4)会津若松+(アプリ) → https://apps.apple.com/jp/app/%E4%BC%9A%E6%B4%A5%E8%8B%A5%E6%9D%BE%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9/id6443611112
※ 会津若松市の地方創生の取り組みの一環として、市からの情報だけでなくイベント情報や町の情報など、これまで見つけにくかった地域の情報が、あなたが知りたいことに応じて届くようになる、会津若松スマートシティ推進協議会が運営する新サービス。
自己が所有する不動産の特徴を知り、情報収集して減災を心掛ける
※ 下記の4つを実践することで「 災害を必要以上に恐れず、冷静に判断を下せるようになる 」 のではないでしょうか。
1) 防災マップなどにより自己が所有する不動産の特色を知る。
2) 正しい減災の知識を知る。
3) 防災情報の意味やルールを知る。
4) 情報の入手先や入手方法を知る。
防災やハザードマップなどについて、是非とも弊社へお問合せください。
日本防災士会員である 「 小山(福島県支部副理事長) 」 が担当させていただきます。
日本防災士会 福島県防災士会 → http://fukushima-bousaishi.com/member
住宅の性能や間取り提案、分譲地の適正な価格や面積、建物配置など、資金計画および借入相談、火災保険や補助金等々「 火災および地震保険や住宅、土地の取得についての疑問 」などがございましたら不動産の専門家へご質問ください。
弊社には 「 住宅ローンアドバイザー や ファイナンシャルプランナー、宅建士 や 防災士(福島県支部/副理事長) 、1級土木施工 や 1級建築施工、測量士など」必要な経験や資格を備えているスタッフがおります!
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